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■ビク型(トムソン型)について

ビク型(トムソン型)は鋼の刃物を曲げ、ベニヤの合板にはめこんだ仕上げ抜きようの簡易型です。
ビク型,トムソン型 
写真の上面が刃先になります。直接さわると手を切るので取り扱いには十分に注意しましょう。
また、刃先に金属が接触すると刃こぼれの原因となります。 その部分の切れが悪くなります。

ビク型の作成
刃物自動曲げ機  刃物をベニヤ合板にはめ込む
ビク型は鋼の刃物を曲げ機で目的の形に曲げ、それをベニヤ合板にセットします。
一般的は刃物は幅0.7mmで高さが23.6mmです。 ベニヤ合板は18mmや20mmを使用します。
(ラベル用の薄いビク型もあります)


ビク型を使う前の準備

1 ビク型

ビク型の写真です。
写真の上側(見えている方)が刃先です。
直接さわると手を切ります。

刃高は23.6mmです。18mmまたは20mmの厚みのベニヤ板にはめ込んであります。

2 スポンジ

ビク刃に貼るスポンジと両面テープを準備します。

スポンジは、刃先の見える高さによって厚みを決めます。
ベニヤ板が18mmの場合は、刃先は5.6mmベニヤから出ます。スポンジは7mmの厚みのものを使います。
ベニヤ板が20mmの場合は、刃先は3.6mmベニヤから出ます。スポンジは5mmの厚みのものを使います。
写真では一度貼り付けたスポンジを撮影しているので既に切れていますが、貼る前のスポンジは切れていません。
スポンジはDIYショップで購入できます。固さは靴底よりも少し柔らかめ。一般的な感覚では、スポンジというよりもゴム板ですね。

3 両面テープを貼る スポンジを固定するための両面テープを貼ります。

刃先にさわると手を切るので十分な注意が必要です。
下敷きなどをつかい、刃先にさわらない工夫も必要です。
両面テープは何でもかまいません。

ビク刃の形に応じて必要な部分に貼ります。
4 スポンジを貼る

ビク刃にスポンジを貼ります。

ビク型にスポンジを乗せた状態でプレスします。

これで作業は終了です。

5 シリコンの準備

ビク型は上の状態で使うことができますが、プレスする回数が多い場合にはシリコンを塗布しておきます。
特に両面テープまたは両面テープが貼られた製品をを抜く場合には、刃先に糊が付着して製品がビク型にくっついてしまったり、刃断面がキレイに切れなくなります。

シリコンは糊状のものとスプレー式のものを準備しました。
一般的には糊状のものだけで十分なのですが、弊社では効果を長持ちさせるためにスプレー式のシリコンも使います。

6 ビク型に塗布するシリコンの準備

ビク型に塗布するシリコンを準備します。

写真では透明のPETフィルムを使っていますが、シリコンがしみ込まないものであれば何でもかまいません。

糊状のシリコンを適量出し、そこにスプレー式のシリコンを吹きかけます。
これをよく混ぜます。

7 スキージのゴムでシリコンを塗る

上で作成したシリコンをビク型に塗ります。

写真ではスキージゴムを利用していますが、一般的な家庭には無いですね。
直接手で塗ることをしなければ何を使ってもかまわないのですが、金属は使わないで下さい。力を入れすぎて刃先をこすってしまうとビク刃の切れが悪くなります。

プラスチックの定規や三角定規などが使いやすいと思いますが、シリコンを塗布したあとはきれいに落ちないので、不要なもので塗るようにして下さい。

8 バキュームテーブルを外したところ

表面のシリコンをきれいに取り除きます。

7の時に一度プレスすると、シリコンが刃先に着いて効果が長持ちします。

その後、左写真のように表面のシリコンをきれいにふき取ります。これは7の状態でシリコンが固まってしまうと、製品に打痕キズをつけてしまうからです。

シリコンは序所に固まっていくので、30分以内にここまでの作業を行います。両面テープを抜くためのビク型の場合には、表面に残ったシリコンをあえてきれいに除去せずに、薄い離型紙(片面にシリコン処理した紙)を貼る場合もあります。

以上で作業は終了です。
ビク型(トムソン型)は刃先がむき出しになっているので、取り扱いには十分に注意しましょう。