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■PETフィルムに小さい四角穴をあける

PETフィルムに小さな穴をあける事は可能か? どこまで小さい穴をあける事ができるのか?。
そんな話があり、自分なりにネットで調べたり関連会社に問い合わせたりしました。

実際に仕事であけた事のあるのはφ1の丸穴。この径ならトムソン型でも金型プレスでも可能です。
実際に銘板のマイク穴の多くはφ1の丸穴です。
ネットで調べてみると、かなり極小の丸穴まで可能なようです。費用はかかりますが…

ところがこれが四角い穴となると難易度が上がり、1mm□の穴でもかなり高い技術が要求されます。
金型プレスで加工するとしても、雌型の作成費用が高価になります。加工できる業者も限られます。

そんな背景をふまえて、どうしたらPETフィルムに四角の小さな穴をあける事ができるのかを考えてました。
カミソリの刃で手作業で穴をあけていくのは大変だし、厚みが100μを超えてくるとお手上げです。

フィルムにあけた小さな四角穴
0.4mm×0.4mmの穴 ←0.4mm×0.4mmの穴

0.3mm×0.5mmの穴 ←0.3mm×0.5mmの穴
ルーペ+iPhoneでの撮影なので小さな写真になってしまいましたが、今回あけた穴です。
上写真が0.4mm×0.4mm。そして下写真が0.3mm×0.5mmです。

下の写真を拡大すると、
四角穴の拡大 四角穴とスケールルーペ
こうなります。
黄色の□が約1mm×1mmです。
話はそれますが、こういう仕事をする時には、USB顕微鏡が必要だと実感しました。
   
アマゾンで4,000円くらいから売っているようですが、相手が小さい物なので、ある程度の性能が要求されます。
安物買って後悔するよりは、やはり8,000円程度のしっかりした商品が良いようです。
USB顕微鏡を手に入れたら、それの評価も含めた写真を掲載しようと考えています。

話を本題に戻して…
この0.3mm×0.5mmの四角穴ですが、今回は試作段階ということもあり、手作業ですが、穴あけに要する時間は1秒程度です。
が、しかし、穴をあける位置決めに時間がかかります。目視作業でこの小さい穴を狙った場所にあけることは困難でした。
カメラで拡大撮影しながらの作業方法を考えなければなりません。
簡単に安く加工できるようになるまでは、もう少し試行錯誤が必要です。
第二段階、第三段階とステップアップして量産性を高める工夫ができたら、また当サイトで情報を公開するつもりです。


フィルムにあけた極小の四角穴の需要

ただ四角の穴をあけるだけであれば、簡単にできるようになりました。
上記したように、狙った位置に穴をあけていくにはもう一工夫が必要な事もわかりました。

さらに、今回はPET125μのフィルムに穴をあけたのですが、厚みが厚くなれば当然ですが精度が落ちます。
穴が小さくなればさらに精度が落ちます。
穴径に対するバリの割合も大きくなるし、刃断面のダレも問題も浮上すると思います。
安定的にきれいにあくのは75μ〜125μだと思います。

思いつきで工具を作ってみたのですが、果たして極小の四角穴の需要はあるのでしょうか?
せっかくの技術なので、無駄な努力に終わらないことを期待しているのですが、これをどう仕事に結び付けていくかが最大の課題かもしれません。